こんにちは、たかこです♪
今日は自費体外受精の話を書いていこうと思います。
記す上で理解して頂きたいことがあります。
これから自費で体外受精を考えてる人の為になりたいので情報を開示するという意味だけで書く
ということです。
成功体験を記しているとは思ってほしくありません。自慢でもなんでもなく、情報が少なくて私も苦労したので誰かのためになればという思いです。
m(_ _)m
ではいつも通り、読みやすいようにカジュアルに進めていきますねー♪
自費の体外受精を選択したわけ
もちろん費用が全然違うので、出来たら保険適応にしたかった。
前院が不妊治療に特化した病院ではなく、ゆるりと8ヶ月ほど続けていたのですが授かれず。
先進医療を行う病院に転院した際、先生から「うちでも何度かタイミング療法や人工授精を試してもらい、それで難しければ保険適応の体外受精にステップアップ可能」という旨の話をされました。
転院にあたり検査結果等持って行ったのですが情報が不十分だったのでしょう(*_*)
こんな事なら最初から先進医療の扱いある病院に通えば良かった〜!
↑第一子の預け先がなく、子供を連れて行けるような産婦人科で不妊治療をしていたのですが、今思えばシッター等雇って先進医療のある病院に通っていればもっと早く体外受精が出来ていたかも、と。
病院選びは慎重に行ってください。私みたいに授からなかった際、時間が無駄になることもあります!
もう一つの理由に夫が海外出張が多く、私のバイオリズムに合わない時はその工程全てが無に帰すというのもあって、精子凍結も選択できる自費診療にしたという理由もあります。(結果、凍結せずフレッシュな精子を使えた)
まぁ何はともあれ1秒でも早く子供を授かりたかったのでお金を払ってその可能性が少しでも高まるならそっちを選びたい。という夫婦の考えでした。
長くなりましたが、我が家はこんな考えでスタートしました^^
次は体外受精前の検査等について
事前検査の費用と期間
事前検査は生理のタイミングにもよるのですが大体1ヶ月〜2ヶ月ほど。
検査内容(女性)
- ホルモンの血液検査
- 超音波検査
- クラミジア検査
- 卵管造影検査
- 子宮鏡検査
- 卵巣年齢を調べる採血(AMH)
- 抗精子抗体
(男性)
精液検査
この辺りは自費の体外受精を選択する方であっても保険を使えますが、自費で検査すると同日一気に検査が出来るものを保険適応にすると別日にしなければならない。等あり、仕事が忙しかったり子供の預け先がない場合は自費の方が楽かな?という印象です。
大体女性は3〜5万円。
男性は保険適応でできるので1200円程度です。
先生と治療計画
検査が全て出揃ったところで先生とどういう治療で今後進めていくか話し合い。
我が家は即、体外受精希望を出してたので、検査結果を用いて体外受精の方法をここで決めました。
✔︎体外受精or顕微授精→検査結果より体外受精の方向で
✔︎刺激法→PPOS法
私は生理があまり来ないタイプだったのでホルモン剤の投与をしてホルモンを整えつつ生理を待ちました。
生理のためのホルモン剤→2800円(自費)
採卵にむけて
生理が始まったらこんなスケジュールです。

ぐっちゃぐちゃな紙ですみませんm(_ _)mお恥ずかしい…
写真の通り、通常であれば自己注射を6〜10日行って採卵となるのですが、私は卵胞が一向に育たず(´;ω;`)
なんと追加、追加で19日間自己注射を行い採卵になりました。
ここでも保険適応であれば一度リセットをかけなければいけなかったと思いますが、自費だったのである程度自分の気持ちを優先し治療を進められました◎
薬を変えたり量を増やしたり、経口の薬を追加したりしながら頻回通院を重ねて採卵に至りました。
先生からは一度リセットをしてもいいよ。とアドバイスを受けましたが、結果卵胞が育たず採卵が出来なくなろうとも、限界までチャレンジしたいですと伝えました。
結果ですが、無事採卵までこぎつける事が出来て、この時採卵した卵子で息子を授かる事が出来ました。なので採卵まで日数がかかろうとも諦めなくても大丈夫です。
私のようなパターンもあります。
19日間も自己注射する人って多分ほぼいないんじゃないかな……(笑)
自己注射代→わたしは何度も何度も買い足しているので注射代だけで165000円。(買うという表現が正しいのか分かりませんが、注射代としての請求額)
普通に卵胞が育てば6〜10日分でいいので、8万ほどになるのかな。
注射に関しては容量によって金額が違ったので、病院によっても違いがありそうです。この通りではないと思いますがなんとなくイメージがつきやすいかな?と思い載せてみました!
19日間も自己注射をしたこともあり、とにかく来院日数が多くて大変でした。
不妊治療の先進医療を行う病院、すごく混んでるんですよね。平均して3時間待ちでした。土曜なんて5時間待ち。それを2〜3日に1回くらい通って、全然卵胞が育ってなくて、、、心が折れそうでした。
治療費も自業自得ですが自費なので毎回高額で、、、
本当にしんどかったです。
ただ!しんどいのは採卵まで!!!!
その後の移植は楽しいだけなので、採卵までの期間夫婦力を合わせてどうか頑張ってください。
ホルモンの量をいじるので、私はとんでもなくメンヘラになりました。つらくてつらくて、もうやめたい!全部嫌だ!!!!と夫にわんわん泣いて胸を叩いたことも( p_q)キモいよね。すみません笑
もし旦那さんがこのブログを病んでる場合、薬でホルモンの量を調整するという事は、PMSのハイパーバージョンだと思ってください。どうか奥様をいたわり、優しく接してあげてください。
自己注射以外にも内服薬等使っており、それが別で5000円ほどかかっていました。
採卵
前々日に点鼻薬・最後の内服を行いいざ採卵へ。
私の通う病院は静脈麻酔をして眠った状態での採卵なので痛みはありませんでした。
採卵後目覚めて、あまりのお腹の痛さにびっくりして座薬を入れてもらいました。
麻酔が完全に覚めて、痛みが落ち着いてきたところで、採卵結果を先生に聞きに。

結果は5つ卵が取れました。
私は多嚢胞性卵巣症候群なので、質はさておき卵子の残存数はかなり多く。
先生からは20個ほど卵子が取れるだろうと言われていたのですが、19日間も自己注射をしたり、採卵まで時間がかかってしまったのもあり、最終取れたのは5個でした。
5個が多い少ないはさておき、20個取れると言われていたのに5個しか取れなかったので本当に悲しかったことを覚えています。絶望です。予想の4分の1とは、、、。
夫の精子の状態から顕微ではなく、予定通り体外受精で進めることになりました。
あまりに採卵の結果が悪かったので、「妊娠の可能性を上げられる、今から間に合うオプションありますか?」と先生に聞いたら、SEET法なら間に合うと言われて、それをその日に追加しました。
なので紙には反映されていませんが、SEET法オプションで付けています♪
培養結果
8日後、培養結果を聞きにいきました。
5個のうち受精までいけのが3つ。
3つの中で胚盤胞まで育ったのが2つ。
というわけで計2つの胚盤胞凍結に成功しました!
クオリティは
1つ目 5日目4BB(私の年齢等加味すると妊娠率60%)
2つ目 5日目2G (胚盤胞にはなったがCC以下で他院だと破棄するレベルだと伝えられました)
私この時点で年齢が31歳で。体外受精を行う年齢ではかなり若いほうだと思います。それでも4BBしか育たないなんて(´;ω;`)
と思い、ここでも絶望感に苛まれる。
でも、胚盤胞ができる事自体、尊い事なんですよね。
命ですからね。
この時、写真をもらえました^^

小さいほうが、5日目4BBの卵で、現在の息子です。
可愛いー!!!!可愛すぎるー!!!!!
↑体外受精やった方しかわからないかもしれない。(笑)卵でも命。尊くて可愛いです。
採卵・凍結・日曜採卵加算代もろもろ→約38万円。
自己注射から採卵まででもこんな感じでお金がかかります。自費、えぐい…!と、この時思ったな。多分結果があまり伴わなくて、もう一度採卵からスタートかも?と思う気持ちが大きかったです。
私は1度の採卵、移植で今回息子に会う事が出来ましたが、そうでなかった場合、予想するよりお金がかかっていたと思います。採算が甘かった。
体外受精をするぞ!と意気込んで検査等行い、採卵が終わるまで、ここまで2ヶ月と3週間かかりました。
おやすみ期間
病院によって様々ですが、私の通っていた病院は新鮮な胚盤胞を移植するのは行っていない病院でした。
なので全ての胚盤胞を1度凍結して1〜2クールの生理周期を跨ぎます。そうすることによって採卵によって傷付いた子宮を休め、妊娠確率を上げる意図があるようです。これに関しても先生によって考え方が違うと思うので一概に正しいとは言いきれません。
私はこのおやすみ期間に人工授精にチャレンジしました♪
こちらは保険適応でやっていただく事が出来ました◎
薬代等合わせて8000円程度です!神!!!✧*。ヾ(。>﹏<。)ノ゙✧*。
→初めての人工授精で期待していましたが結果は陰性。このままホルモン補充 移植周期へと進むことに( T_T)\(^-^ )
移植周期(ホルモン補充)
私は生理周期が長いタイプなので、移植周期も自然・ホルモンと選べるのですが、先生からもホルモン補充1択ですね。と言われていました!なので、迷うことなくホルモン補充を選択✔︎
ホルモン補充 移植周期は生理後からホルモン剤を使って子宮内膜を整えていきます。
私はSEET法を選択したので、移植2日前に培養液を注入しにいきました。
SEET法→約45000円。
そしていざ、内部環境が整い移植へ。卵ちゃんにふかふかなベッドを用意しました。
移植にあたってアシストハッチングという先進医療があるのですが、私の病院は全員する事になっていたので、アシストハッチングありです。
移植は痛み等なく、和やかな雰囲気の中行われていきました。アシストハッチングされた卵からは少し細胞が飛び出てきていて元気さを感じました!
この時の写真をもらえる病院もあるみたいなのですが、私の病院はもらえませんでした(´;ω;`)
移植→約13万円
移植後はなんだか不思議な気分です。妊娠していないけど、卵を迎えたわけだし、、大切にしたいなという気持ちと期待しすぎて残念な結果になった時つらいから、あまり考えないようにしようという気持ちのせめぎ合いでした。
ホルモン補充なので、ホルモン剤を滞る事なく入れていきます。(8時間に1度を滞る事なく続けなればならない)
体外受精を始めてから、ここまで3ヶ月と1週間かかってます。体外受精って予想より1巡するのに時間がかかるなぁ。というのが初めての感想です。
妊娠判定①BT9
移植から9日後(BT9)、妊娠判定に向かいました。この時は血液検査でhcgの値を測ります。
結果はhcg 108で陽性判定をいただけました!
hcgを用いて妊娠継続率を確認できるサイトがあり、、、そこではこの結果。

うーーーーーん。75%!あんまり喜べない!笑
これ、大丈夫なのかなぁ?( ꒪⌓꒪)というのが素直な感想でした。
正しいのか分かりませんが一応載せておきますね!
妊娠判定②BT16
その1週間後、2回目の妊娠判定に向かいます。
前回の妊娠判定が4w0d(BT9)。今回が5w0dになります(BT16)
胎嚢→7.7㍉
卵黄嚢→見える(先生判断)

育ってくれていましたが、ネットの情報を見ると小さくて妊娠継続が不安になるサイズでした。
この時検索魔になっていて、どんな小さな情報でもいいから欲しい!と思い必死に検索していたことを思い出します。
だから、もし誰かこのブログに辿り着いていたら…私7.7ミリでしたが男の子を出産出来ています!小さくても大丈夫な場合もあるので、諦めずポジティブな気持ちで過ごしてください。
私の通う病院では、ホルモン補充は10週0日まで続けるので、まだまだ膣剤を8時間毎に頑張ります。
膣剤⇒全部で約10万円ほど?明細書見たけどもっとかかってそうな気がする。
妊娠判定③BT31
少し期間が空いて7w1dで3回目の受診。
この時は心拍確認です!
心拍確認→◯
crl→9.3㍉

一応写真も載せておきます。少し小さめだったはずです。
7週3日 大量出血
前回の写真から2日後、陣痛のような歩けないレベルのお腹の定期的な痛み&血の塊が片手いっぱい出てしまい夜間救急へ。
流産してしまった、、、と思っていたのですが、出血魂という診断で赤ちゃんの心拍はある状態でした。
ただ、この段階では心拍はあるけど進行流産になるかも?と言われていました。
出来るだけ安静に過ごしました。
8週1日
胎芽→16.9ミリ
やっとここで大きさが週数相当に追いつきました。
なんとなく大きさが週数相当であれば心配は少し消えた気がしました。
9週2日 不妊治療病院 卒業
胎芽→27ミリ
無事卒業しました。
ホルモン補充は前述した通り10週0日まで続けていきます。
38週0日
長くなりましたがこれで最後です。
38週0日、計画帝王切開にて3140gの男の子を出産しました。

不妊治療にかかった合計金額は約91万円。(この金額に交通費は含まず純粋な治療費のみ)
地方都市なのと顕微授精ではなく体外受精だったのが関係して、私が予想していた金額よりは安くおさまりました。高額ですけどね。
たまたま今回1回で妊娠出来ましたが、前述した通り、結果はボロボロで年齢の割に全然うまくいかない体外受精だったと思います。
ですが、自費を選んだ事によって薬の幅が広がったのと、薬を途中で柔軟に変えられたところが今回の結果に繋がったのかな?と思います。
なので私は自費診療を選択して良かったです。
保険適応でやったほうが価格的には安くありがたいですが、自費は自費で良い事がありますよ。ただお金を多く払うだけではないので、保険適応の6回が終わり絶望してる方がいたら、どうかポジティブに思って欲しいです。
誰かの参考になったり、希望になれば本望です。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
たかこ。